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『建築資材はこれからどうなる?』価格高騰の“いま”と“これから”★土地活用通信★

2026.01.28

土地活用通信

土地活用通信_建築資材はこれからどうなる_価格高騰のいまとこれから

最近「建築資材が高くなっている」と耳にすることが増えましたが、これは一時的なものではなく、しばらく続く可能性が高いと言われています。

背景には、世界的な原材料価格の上昇、エネルギーコストの高止まり、そして物流費の増加があります。

特に鉄鋼材や木材、断熱材などは、海外情勢や為替の影響を受けやすく、価格が安定しにくい状況です。

では、この価格高騰はいつまで続くのでしょうか。建築資材の今後の価格動向(高騰の可能性)についてわかりやすくまとめました。


■建築資材 価格高騰の8つの要因

1.ウッドショック

世界的に住宅需要が急増したことで、木材の取り合いが起こりました。特にアメリカや中国で建築ラッシュが続き、日本に入ってくる木材の量が減少。

その結果、木材価格が一気に上昇しました。日本は木材の多くを輸入に頼っているため、影響を大きく受けています。

土地活用通信_建築資材はこれからどうなる_価格高騰のいまとこれから_国土交通省_中央建設審議会

■引用 国土交通省 中央建設業審議会(令和5年4月18日開催)配付資料 最近の建設業を巡る状況について

2.アイアンショック

鉄骨や鋼材などの鉄製品も価格が高騰しました。理由は、鉄の原料価格の上昇や世界的な需要増加です。

建築だけでなく、自動車やインフラ整備でも鉄が使われるため、需要が集中すると価格が上がりやすくなります。

3.ウクライナ情勢

ウクライナ情勢の影響で、エネルギー価格や原材料の供給が不安定になりました。鉄やセメントの製造には大量のエネルギーが必要なため、燃料価格の上昇がそのまま建築資材の価格に反映されています。

4.半導体不足

住宅設備や建築機器には、給湯器・空調・制御機器など多くの場所で半導体が使われています。半導体不足により製品が作れず、納期遅延や価格上昇が発生し、建築コスト全体を押し上げました。

5.円安

円安になると、輸入品の価格が上がります。木材・鉄・設備機器など、海外から仕入れる資材が多い建築業界では、円安は直接的なコスト増加の原因になります。

6.ガソリン代・電気代(光熱費)の高騰

資材を作る工場、運ぶトラック、現場で使う電気。これらすべてにエネルギーが必要です。ガソリン代や電気代が上がることで、製造費・運送費が増え、最終的に資材価格へ反映されます。

7.コンテナ料金の上昇

海外から資材を運ぶ際に使う海上コンテナの料金が大幅に上昇しました。物流の混乱やコンテナ不足が原因で、輸送コストが何倍にもなった時期もあります。

8.労務費の高騰

建築業界では職人不足が続いており、人件費が上昇しています。これは資材そのものではありませんが、建築全体のコストを押し上げる大きな要因の一つです。

土地活用通信_建築資材はこれからどうなる_価格高騰のいまとこれから_国土交通省_公共工事設計労務単価について

■引用 国土交通省 『令和7年3月から適用する公共工事設計労務単価について


■ 今後の価格高騰のリスクと見通し

〇短~中期的の見通し

価格高騰の要因が残存

・エネルギー価格や輸入コストの影響が続く可能性(為替・原料費)

・主要資材(鉄鋼・コンクリート・セメント等)の需要は底堅い

・まだ需給面・物流コストに不確実性あり

そのため、すぐ大幅に下がる予測ではなく、引き続き高値圏での推移が予想されます。特に建設需要が強い地域・プロジェクトでは調達コストの高止まり圧力が続く見通しです。

〇長期期的の見通し

横ばい〜穏やかな上昇が見込まれる理由

・需要の一定水準維持(人口移動やインフラ投資等)

・環境対応(脱炭素政策)による素材選択の変化が価格に影響

・技術革新・資材効率化がコスト抑制に寄与する可能性

ただし、資材価格が安定的に大幅に下がるという確定的なシグナルはまだ見えません。グリーン材料など新たな需要が価格押し上げ要因になる可能性もあります。

■ まとめ

建築資材は「すぐには大きく下がらず、高値更新の可能性あり」

今後については、急に以前のような安い価格に戻る可能性は低く、「高い状態が続く」「ゆるやかに上がる」といった見方が一般的です。

ただし、建てる時期や仕様を工夫することで、コストを抑えられるケースもあります。

建築を検討する際は、早めに情報を集め、無理のない計画を立てることが大切です。当社では、最新の価格動向を踏まえたご提案を行っていますので、お気軽にご相談ください。

◆◇◆ 資産運用部 田草川◆◇◆


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