見た目では分からない「地盤」のこと ★土地活用通信★
土地活用通信
【見た目では分からない地盤のこと】
今回はそんなお話をさせていただきます。

「ず~っと家が有ったんだから、うちは問題ないよ!」
「周りにもいっぱい建物が建っているから大丈夫!」
と思われている方は、ぜひ一度ご自分のお土地について見てみて下さい。
▼国土地理院ホームぺージが開きます

画面左上の「地図の種類」から「土地の成り立ち・土地利用→地形分類(ベクトルタイル提供実験)→地形分類(自然地形)」と進み、対象地を左クリックすると、自然災害リスクが確認できます。
その他、たくさんの情報が確認できますので、面白いですよ。

【なぜ、地盤調査や地盤改良工事が必要なのでしょうか?】
いくら耐震強度に優れた建物を建てても、軟弱な地盤だったために、建物が傾いてしまったらどうしましょう?
そんな事にならない為に、2000年の「改正建築基準法施行令第38条」によって、新たに建物を建てる時には、地耐力に応じた仕様の基礎を選定することが義務付けられました。
その為、該当地の地耐力がどれくらいあるのかが分からないと、正しい基礎が選定できないので、地盤調査を行います。

その結果データにより、「表層改良工法」、「柱状改良工法」、「鋼管杭工法」などの地盤改良工法を決定します。

ちなみに、東日本大震災では、建物自体はほとんど壊れていないのに、家が傾いてしまい、住めなくなった家が沢山あったそうです。
必要な工事を施していれば、震災後も以前と同じように住むことが出来た家もあったはずです。
冒頭で書きましたが、見た目で地盤の強度は分かりません。
地盤調査会社様の近隣データで、事前に傾向は掴めますが、実際のところは調査結果次第。
近隣データでは強そうだと思っても、結果は軟弱だったり、その逆に、近隣データでは軟弱そうだったのに、結果は良好だったりします。
私は今でも調査に立会うと緊張してしまいます。

地盤改良工事は高額になってしまう場合もありますが、どうしても目に見えない部分なので、
ツライところが実情だと思います。
でも、あるブログ記事に興味深いデータが載っていました。
東海大学の調査によると、1970年~2010年の実際に不同沈下が起きた事例のうち
・設計によるもの 24%
・施工不良によるもの 24%
・地盤調査不足によるもの 18%
とありました。
意外と、設計・施工が原因で不同沈下が起きているようですね。
この結果にどういった感想を持たれましたでしょうか?

そうなると、重要なのが「建築会社選び」になります。
賃貸マンション350棟以上、高齢者施設69棟、障がい者施設65棟などの豊富な経験から、建築の全てに最適なご提案をいたします。
「最適な活用が分からない」などお悩みがありましたら、お気軽に「渋沢」へご相談ください。
◆◇◆ (文筆)資産運用部 大森 浩二 ◆◇◆
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