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『インクルーシブデザインと建築の未来』★建築通信★

2023.12.05

建築通信

VOL.5 設計技術部 土屋課長代理 建築通信 インクルーシブデザイン

社会⼈になって2・3年経ったころでしょうか。上司に、設計の仕事は「40、50は⿐たれ⼩僧」と、年齢と技量の関係を聞かされました。当時は、覚える事は⼭程あるんだ、精進を続けなさい。と、⾔われているんだなって。

渋沢栄⼀の格⾔に「四⼗、五⼗は洟垂れ⼩僧、六⼗、七⼗は働き盛り、九⼗になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」があったと知ったのは、だいぶ年⽉が経ってからです。
会社の先輩A⽒、B⽒、C⽒達もこれから働き盛り!カラダをいたわりつつ、私達を𠮟咤激励していってほしいです。

VOL.8 設計技術部 土屋 建築通信 インクルーシブデザイン2

「⼿摺りの設置、段差解消、バリアフリー、ユニバーサルデザイン」内容は少しづつ違いますが、設計として建物に採⽤してきたキーワードの⼀つ⼀つです。何年もかけて、様々な基準、法⽂の中に使われるようになった⾔葉です。

「⼨法が⾜りない、設備が⾜りているか。」検討を重ね、限られた条件の中に組み込んで、これらを設計してきました。介護保険が始まる前から、建物と⼈との接点にある重要課題として、伴奏してきました。

VOL.8 設計技術部 土屋 建築通信 インクルーシブデザイン5

インクルーシブ、ここ最近よく⽿にする単語です。東北では、施設名にインクルーシブが⼊った公共建築が昨年オープンしました。「包摂的な、包括的な、排除しない、障がいのある⼈もない⼈もみんな⼀緒に」などと形容します。この考えを建築的に落とし込んで、形造っていく、設計する。数値的な基準はどうするのか。これは、なかなか抽象的で頭が追いついていきません。

VOL.8 設計技術部 土屋 建築通信 インクルーシブデザイン3

障がい者グループホーム、障がい者就労⽀援施設、⽼⼈ホーム、デイサービス、共同住宅をメインに、幼稚園、学童保育施設、診療所、薬局、レストランに⼯場。もちろん個⼈宅も、はじめての所得者から階段昇降機付のお宅まで。渋沢の建築物件は様々です。基本的には、企画設計施⼯です。これってインクルーシブですよね。

VOL.8 設計技術部 土屋 建築通信 インクルーシブデザイン4

建物規模は限定しますが、建築⽤途は福祉関係を中⼼として、多様性で取り組んでいます。設計、施⼯的に案外難しい挑戦をしているんです。しかも物件の⼤部分を、コンサルティングのうえ資産運⽤対象とし、結実させています。
インクルーシブな物件取り組み(個⼈の意⾒です)が出来ているのは、渋沢が新しい事にチャレンジしていく社⾵や⽅針が有るからでしょう。

⾧年蓄積された技術⼒、対応⼒は、これから働き盛りになる先輩達が、洟垂れ⼩僧のアラフォー、アラフィフ社員に継承する尽⼒をしているからだと思います。
いつか、インクルーシブデザインが広く浸透するころには、次にどのような建築設計キーワードを、私たちは⽬指すのでしょう。

❖❖❖ 設計技術部 土屋 ❖❖❖

 


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