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企業の健全性を知るために重要な「決算書」の役割とは?★建築通信★

2023.12.18

建築通信

VOL.21 建築通信 決算書

法人は、会社の規模にかかわらず、事業年度ごとに必ず決算を行わなければなりません。

会計期間は原則として 1年で区切ります。 その事業年度における企業の「収益」 「費用」 「資産」 「負債」などを計算して年間の損益 をまとめ、書類を作成する一連の手続きを決算といい、このときまとめた書類を「決算書」と呼びます。

決算書

決算書を確認することで、「資金は足りているか」 「利益は出ているか」 「無駄な支出がないか」などを把握し、 次年度以降の事業計画に役立てることができます。

また、株主(資本家)にとって企業の決算書は、自分たちが 出資したお金が有効に使われているかを判断する根拠になります。そのため、決算書は作成後に株主総会で 承認・公開されます。融資による資金調達を行う場合も同様に、銀行などの金融機関がその会社に融資すべき か否かを判断する根拠として決算書が使われます。

株主総会

決算書のうち、特に重要と考えられているのが「損益計算書」 「貸借対照表」 「キャッシュ・フロー計算書」の 3つです。その中で今回は損益計算書について簡単に説明します。損益計算書には、5つの利益から成り立って います。

①売上総利益 ②営業利益 ③経常利益 ④税引前当期純利益 ⑤当期純利益

①売上総利益      売上総利益=売上高-売上原価   会社の本業で得た利益。

②営業利益       営業利益=売上高-売上原価-販売管理費  

▶ 会社の主となる営業活動で稼いだ利益。

③経常利益       経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用  
▶会社が通常行っている事業の中で得た利益。

④税引前当期純利益  税引前当期純利益=経常利益+特別利益-特別損失

▶経常利益に特別損益を足し引きしたもので「法人税などの税金を支払う前の利益」

⑤当期純利益      当期純利益 = 税引前当期純利益-法人税等
▶会社が1年間の活動で得た全収益からすべての費用や税金を差し引いたもので、会社の1年間の最終的な利益を指し、プラスなら黒字となり、マイナスなら赤字となります。

赤字黒字

この一連の流れの中で、本業で儲けを出す為に日頃の営業活動をしっかりして収入を確保する事が会社にとって 一番重要だという事です。

❖❖❖ 取締役 福島 ❖❖❖

 


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