畳の魅力再発見!機能性と美しさが融合した現代の畳★建築通信★
建築通信
皆さんのお宅に畳はありますか?
最近の新築物件では和室はほとんど見なくなり、畳もリビングの一角にタタミコーナーとしてわずかに生き残っている程度となってしまいました。
畳には調湿作用があり断熱性にも優れた建材なのですが、現代の生活スタイル(ベッド、椅子、机など)と合わない、維持管理が煩雑などの理由から採用が減ってしまったと思われます。
その畳ですが、「古事記」にも登場するコザのようなものが起源のようです。現存する最も古い畳は東大寺の正倉院に保管されている「御床畳(ごしょうのたたみ)」と言われています。奈良時代のもので、ベッドのように使用されていました。
そして、現代の畳の形になったのは平安時代といわれ、部屋全体に敷き詰められるようになったのは、書院造りが発展した室町時代に入ってから。庶民の間に広がったのは江戸時代以降といわれます。
現代の畳は、「畳床(わら)」、「畳表(井草)」、「畳縁」で構成されたものが一般的です。最近では機能性のある和紙などを使用した畳もあります。防汚加工により、飲み物などをこぼしても拭くだけできれいになり、傷つきにくい、撥水性・変色・退色に強い、耐久性があるなどの特長があります。色のバリエーションも豊富で、当社でも採用例が増えてきました。
気軽にごろ寝ができる畳は、フローリングやカーペットには無い憩いの空間を生み出してくれる建材だと思います。新築、リフォームをお考えの皆様、お勧めです!
❖❖❖ 住宅事業部 木村 三千雄 ❖❖❖
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