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建築業界での尺貫法の重要性★建築通信★

2023.12.20

建築通信

VOL.27 建築技術部 建築通信 尺貫法

建築で使用している長さの単位に「尺」と言うものがあります。

これは尺貫法(しゃっかんほう)と呼ばれる単位の一つです。尺貫法は、日本古来の長さ・体積・面積・重さの単位系のことを言いますが、昭和34年(1959年)に原則として廃止になり国際単位系のメートル法に統一されました。


尺貫法が廃止になった現在は、正式な書類などでは尺貫法の単位は用いなくなりましたが、建築関係では今尚使用しています。

尺貫法で長さを表す単位に、「間(けん)・尺(しゃく)・寸(すん)・分(ぶ)・厘(りん)」等がありますが、メートル法に換算すると1尺は30.3センチになります、1間は6尺になりますので30.3×6=181.8センチ、1寸3.03センチになります。

「尺」は現在でも色々な所で使用されています。例えば住宅の間取りを検討する際は、尺モジュール(910mm×910mm)とメーターモジュール(1,000mm×1,000mm)の基本寸法がありますが、尺モジュールの方が多く使用されています。

尺モジュール

又、建築資材の石膏ボード・合板・木材・フローリング材等も尺モジュールの方が商品の種類が多数あります。他にも打ち上げ花火の「尺玉」等もあります。

花火 尺玉

その他の尺貫法には、体積の「升(しょう)・合(ごう)」面積の「反(たん)・坪(つぼ)」重さの「貫(かん)」などがありますが、これらの単位も日常生活の中で使用している物もあります。「「升」・合」は、お酒の一升瓶・炊飯器の五合炊きなど「反」・「坪」は、田んぼや敷地・建物のなどの広さや大きさを表すのに多く利用しています。

この様に尺貫法、私たちの生活の一部になっている物もありますので、探して見てはどうでしょうか。

❖❖❖ 建築技術部 伊藤 ❖❖❖

 


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