鉄筋とコンクリートの融合!RC造の利点と課題★建築通信★
建築通信
私が今、現場担当している『RCマンションの構造』について紹介します。
RC造とは鉄筋コンクリート造のことで、RCはReinforced Concreteの略です。
鉄筋コンクリート造は、主要構造部(柱、梁、床、壁、屋根、階段)や基礎を鉄筋とコンクリートにより造られた構造で、主要構造部や基礎を形成する部分において鉄筋を組立てて形状を定め、その周りを型枠材で囲みコンクリートを流し込んで養生し組立てます。
RC造の特徴は、2種類の建材である鉄筋とコンクリートの組合せで建築構造物や土木構造物に必要な強度を出している点です。RCは、鉄筋とコンクリートのそれぞれのメリット・デメリットを活かし補い合う建材です。
例
・圧縮力に弱い鉄筋を、圧縮力に強いコンクリートが補う
・引張力に弱いコンクリートを、引張力に強い鉄筋が補う
・熱に弱い鉄筋を、熱に強いコンクリートが補う
RC造のメリットとして、耐火性・防音性・耐震性・気密性・耐風性・耐水性が高いという優れたメリットを生み出します。一方で、室温管理が困難、結露・カビが発生しやすい、価格が高いというデメリットもありますので、建物の建築・購入・賃借などを検討する場合はRC造の特徴やメリット・デメリットにも勘案しながら選択されることをオススメします。
❖❖❖ 建築技術部 高橋 ❖❖❖
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