動物の名前が隠れた工事現場用語★建築通信★
建築通信
『工事現場は動物がいっぱい』
この言葉で「うん?」って思う方は沢山いると思いますが、正確には動物の名前を使った用語(道具)が多くあるということです。今回はその一部を紹介したいと思います。
■ 猫→手押し車(一輪車)
由来は諸説ありますが、よく言われるのが逆さました形が猫に似ているとか、猫が通るような狭い場所でも通れるとかがあります。
■ 犬→犬走り
建物の廻りに犬位の小さな動物位しか通れない程度の土間(通路)のことです。また,高所の設備の点検などの通路をキャットウォークといいます。「犬は地面を走り、猫は高所を歩く」といった感覚なのでしょうね。
■鳩
鳩小屋。屋上などの設備の配管の雨仕舞いをよくする為に造る小屋
■馬
長い材料などを置くときに使う4本脚の台
■虎
トラロープ 黄色と黒の縞々のロープ (トランシット測量機械もトラといいます。)
■鶴
鶴嘴(つるはし) 鶴のくちばしに似た、固い地面を砕く道具
■猿
モンキーレンチ ナットの挟み込む巾の調整が変えられ締めたり・緩めたりする道具
それ以外にも鳶・鴨・蟻・トンボ・蛸・アンコウなど、沢山の動物を使った用語があります。
興味のある方は、ちょっと調べてみるのも面白いかと思います。どの業界にも専門用語は沢山あると思いますが、建築用語は特に動物を使った名前が多いように感じます。
これから建築業界に入ろうと思っている方は、覚えておくと現場作業で役に立つかと思います。
このように工事現場では動物の名前を使うことが多く有りますので、工事現場で動物の名前を聞いたのであれば、道具(工法)のことだと思ってください。
今回は動物の名前の用語を紹介しましたが動物の名前以外にも建築では面白い言い方をする道具とかが沢山ありますので、またの機会にでも紹介したいと思います。
❖❖❖ 建築技術部 渡邊 ❖❖❖
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