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NISAは始めた。「その次」は?~その土地、働いていますか?~★土地活用通信★

2026.09.24

土地活用通信

NISAは始めた。その次は?土地が働くT

「将来のためにNISAを始めました」

最近、そんな話を耳にする機会が増えました。

新NISAのスタートをきっかけに、株式や投資信託による資産形成を始めた方も多いのではないでしょうか。

では、ここで少し視点を変えてみましょう。

皆さんがお持ちの「土地」は、今、働いていますか?

株式や投資信託は、購入すれば資産運用が始まります。

一方、土地は所有しているだけでは、基本的に収入を生みません。

むしろ固定資産税などの維持コストがかかります。

そこで考えたいのが、

「土地そのものを働かせる」という資産運用です。

●「お金の価値が変わる時代」をどう考えるか

ここ数年、私たちの生活を大きく変えたものの一つが、物価上昇、つまりインフレーションです。

食品、日用品、光熱費など、身近なものの価格が上がり、「以前と同じ金額では同じものが買えない」と感じる場面も増えました。

実際、総務省の消費者物価指数でも、2026年6月の全国の総合指数は前年同月比1.7%上昇しています。

インフレが続くということは、言い換えれば、

「現金の購買力が少しずつ低下する可能性がある」

ということでもあります。

例えば、今まで100万円で購入できたものが、将来110万円必要になるとしたら、現金で100万円を持ち続けていても、そのお金で買えるものは以前より少なくなります。

だからこそ、これからの資産形成では、

「いくら持っているか」だけでなく、「その資産は物価上昇に対してどうなのか」

という視点も重要になってきます。

投資には、それぞれの役割があり、実にさまざまな投資商品があります。

株式、投資信託、金、そして不動産。

どれが優れているという単純な話ではありません。

それぞれに異なる特徴があります。

「株式」

企業の成長に期待して投資する資産です。

値上がり益や配当が期待できる一方、株価が大きく変動する可能性があります。

また、企業によっては、物価上昇に合わせて商品やサービスの価格を引き上げることで、売上や利益を伸ばすことができる場合もあります。

「投資信託」

複数の株式や債券などに分散投資できるため、長期的な資産形成に向いています。

一方で、市場環境によって評価額が変動します。

NISAを活用した長期・積立・分散投資は、インフレ時代の資産形成を考えるうえでも有力な選択肢の一つです。

「金」

「守りの資産」として知られ、株式などとは異なる値動きを期待して保有するケースがあります。

インフレや金融不安への備えとして注目されることもあります。

ただし、株式の配当や不動産の家賃のような定期収入は基本的にありません。

「不動産」

賃貸物件などを保有することで、家賃という継続的な収入を得ることができます。

その一方で、空室、修繕、金利などのリスクがあります。

また、不動産は土地や建物という実物資産であることも大きな特徴です。

もちろん、すべての不動産の価値が上がるわけではありません。

しかし、物価や建築費などが上昇する局面では、土地や建物といった実物資産を保有することの意味を考えることも重要になってきます。

そして、土地をすでに所有している方には、もう一つの選択肢があります。

それが土地活用です。

土地活用は「土地を売る」こととは違います

土地を所有していると、

「売ったほうがいいのでは?」

と考えることもあるでしょう。

もちろん、売却も大切な選択肢です。

しかし、土地活用には、

「土地を手放さずに、土地から収入を生み出す」

という考え方があります。

例えば、賃貸住宅。

土地の上に建物を建て、入居者に貸すことで、毎月家賃収入を得ることができます。

また、立地によっては店舗、事業所、福祉施設など、さまざまな活用方法が考えられます。

つまり、「土地を資産として持つ」から「土地を収益資産として活用する」へ。

この発想の転換が、土地活用の第一歩です。

●インフレ時代だからこそ「土地を持っている意味」を考える

物価が上昇すると、建物を建てるための資材費や人件費など、建築にかかるコストも上昇する可能性があります。

だからこそ、「今は建築費が高いから土地活用は考えない」という判断も理解できます。

一方で、土地そのものを長期間保有するのであれば、

「10年後、20年後の土地の価値や収益性はどうなっているだろうか?」

という視点も必要です。

2026年の地価公示では、全国平均の全用途・住宅地・商業地がいずれも5年連続で上昇しました。もちろん地域による差はありますが、土地の価格もまた、経済や物価、需要などさまざまな要因によって変化しています。

土地は「何も変わらない資産」に見えて、実は周辺環境、人口、物価、金利、賃貸需要などによって、その価値や活用方法が変化する資産なのです。

●NISAと土地活用は、実は競争相手ではありません

「NISAと不動産、どちらがいいの?」

という話ではありません。役割が違います。

株式や投資信託は、比較的少額から始めることができ、換金もしやすいという特徴があります。

一方、不動産は簡単に売買できる資産ではありませんが、

**毎月の家賃収入を生み出す「実物資産」**という特徴があります。

資産形成を考えるときには、

「値上がりを期待する資産」

「現金化しやすい資産」

「インフレなどへの備えとなる資産」

「継続的な収入を生む資産」

など、異なる役割を持つ資産を組み合わせるという考え方も重要です。

そして土地をお持ちの方には、すでに大きな「実物資産」があります。

それが土地なのです。

「何もしない」という選択にもコストがあります

土地活用を考えるとき、忘れてはいけないのがこの視点です。

「今のまま何もしない」という選択も、決してコストゼロではありません。

固定資産税がかかります。

草刈りや管理が必要になることもあります。

さらに、物価や周辺環境の変化によって、土地を取り巻く状況も変わっていきます。

「10年、20年後もあなたの土地には今の価値がありますか?」

だからこそ、

「この土地をどうするか?」

ではなく、

「この土地に何をさせるか?」

という視点で考えてみることをおすすめします。

もちろん、「建てればいい」わけではありません

ここは非常に重要なポイントです。

土地活用にはリスクがあります。

空室が発生する可能性。

建物の修繕費。

建築費の上昇。

金利の変動。

将来的な人口や賃貸需要の変化。

そして、土地によって最適な活用方法はまったく違います。

そのため、「土地を持っているから、とりあえずアパートを建てる」

という考え方はおすすめできません。

大切なのは、

「その土地で、将来にわたって成立する事業は何か?」

を考えることです。

●投資のゴールは「資産を増やすこと」だけではない

投資というと、

「いくら増えたか」

に目が向きがちです。

しかし、物価が上昇する時代には、

「どう増やすか」だけでなく、「どう価値を守るか」

という視点も重要です。

そして、資産がある程度大きくなってくると、

「どう守るか」

「どう収入を生み出すか」

「どう次の世代へ引き継ぐか」

という視点も重要になってきます。

そのとき、不動産は非常にユニークな存在になります。

土地という資産を持ち続けながら、建物を通じて収益を生み出す。

そして、その資産と収益を次の世代に引き継ぐ。

これは株式や投資信託とは違った、不動産ならではの資産形成です。

●「NISAを始めた」その次に。

これからの資産形成は、金融資産だけを考える時代ではないのかもしれません。

株式や投資信託で資産を育てる。

金などで分散を図る。

そして、土地をお持ちなら、その土地から収益を生み出す。

「金融資産」と「実物資産」。

さらに、物価が上昇する時代には、

「お金の価値が変化すること」

も意識しておく必要があります。

両方の特徴を理解し、自分に合った資産形成を考えることが大切です。

もし、ご自宅以外に土地をお持ちでしたら、一度こんな質問をしてみてください。

「この土地は、今、私のために働いているだろうか?」

答えが「NO」だったとしても、問題ありません。

そこからが土地活用のスタートです。

売るのか。貸すのか。建てるのか。

あるいは、今は何もしないのか。

大切なのは、土地の価値を知り、将来の選択肢を持っておくこと。

土地活用は、単に建物を建てることではありません。

大切な土地を「次の世代にも役立つ資産」に変えていくための資産運用なのです。

ご相談お待ちしています。

◆◇◆ 資産運用部 福島 ◆◇◆


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